医療法人 順秀会

 内科(循環器・消化器・呼吸器・糖尿病・甲状腺)アレルギー科・心療内科

 小児科・健康管理センター(人間ドック・定期健診・法令特殊検診)

東山内科・小児科
スカイル内科
星ヶ丘内科・小児科
守山内科・小児科
人間ドック・定期健診
愛知産業保健研究所
遺伝子診断
心療内科・心理相談
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
身 体 計 測 ●体重   体調を把握するうえでの基本中の基本です。その変動には充分注意を払っていきたいものです。
●標準体重・    肥満度   自己の体重と標準体重を比較して、肥満度が+20%以上を肥満と判定しています。
         標準体重=身長(m)2 X 22
            例)身長170pの人の標準体重
             1.7m×1.7m×22=63.58s

肥満度=(体重実測値−標準体重)÷標準体重×100
    例)身長170p・体重75sの人の肥満度
       (75s−63.58s)÷63.58s×100=+18.0%

■判 定
+20%以上               太りすぎ
+10〜+20%    やや 太りぎみ          
+10%以内    標  準
−10〜−20%    やや やせぎみ
−20%以上    やせすぎ

●BMI指数   肥満の程度をあらわす指数です。

           BMI=体重(s)÷身長(m)2

BMI指数は22前後の人が最も病気にかかりにくく、死亡率も低いと言われています。

■BMI判定表
40以上 肥満度4度
35以上40未満 肥満度3度
30以上35未満 肥満度2度
25以上30未満 肥満度1度
18.5以上25.0未満 普通体重
18.5未満 低体重

●体脂肪率   体重に対する脂肪の割合を測定します。性別・年齢によって適正値が異なります。

■体脂肪率の基準
判 定 男 性 女 性
やせすぎ 14%未満 17%未満
適正 18歳〜30歳未満 14%〜25%未満 17%〜30%未満
   30歳以上 17%〜25%未満 20%〜30%未満
軽度の肥満 25%〜30%未満 30%〜35%未満
肥   満 30%以上 35%以上

検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
循 環 器 系 検 査 ●血圧測定   血液が流れるとき、動脈の壁にかかる圧力を血圧といい、測定値の上が140mmHg以上、下が90mmHg以上だと高血圧と判定されます。高血圧は脳卒中・心臓病・腎臓病など多くの生活習慣病を引き起こします。ただし、血圧は変動しやすいので、時間帯を変えて数回測ったほうが変動幅がわかって実態が示されます。異常値のときは、本態性高血圧症・慢性腎炎・腎盂腎炎・妊娠中毒症・クッシング症候群・甲状腺機能亢進症などの疾患が疑われます。

■高血圧の診断基準WHO/ISH(国際高血圧学会)
    

●心電図検査
【安静時・
 運動負荷時】
  【安静時】
心電図は心臓の拍動に伴って発生する電位差を、体表面のある一定の部位に置いた電極から誘導し、曲線で記録したものです。その波形は、誘導部位により異なり、その部位に応じた情報を与えてくれます。器質的に心疾患のある人が正常な心電図を示したり、健常な人が非特異的な心電図の異常を示すこともあるので、心電図は常に他の検査と合わせて判断されなければなりません。

【運動負荷時】
運動をして心臓に負担をかけたときの心電図の変化をみます。安静時に記録した心電図が正常であっても、それだけでは冠状動脈疾患は否定できません。運動負荷試験は、安静時心電図で疑った心筋虚血をより的確に診断したり、安静時にみられなかった潜在性心疾患を発見するのに役立ちます。
血 液 脂 質 検 査 ●中性脂肪
【トリグリセライド】
(30〜150r/dl)
TG 皮下脂肪として体に蓄えられる脂肪の主成分は中性脂肪です。これが多くなりすぎるとコレステロ−ルと同様、肥満や動脈硬化を引き起こす原因となります。異常値のときは、家族性高リポタンパク血症・動脈硬化・甲状腺機能低下症・糖尿病・肥満・アルコール性肝障害などの疾患が疑われます。
※ 食事の影響を受けやすく、食後や飲酒後には高値となります。
●総コレステロ−ル
(120〜220r/dl)
T−Cho コレステロールは体の中にある脂肪の一種で、血管を強化したり、副腎皮質ホルモンを作る材料になったりしますから、ある程度の量は人体になくてはならないものです。しかし、増えすぎると症脈効果の原因になります。異常値のときは、動脈硬化・糖尿病・ネフローゼ症候群・甲状腺機能低下症・肝硬変・甲状腺機能亢進症などの疾患が疑われます。
●HDLコレステロール
(40〜80r/dl)
HDL-C コレステロールには血管壁に付着して動脈硬化を起こすLDLと、それを取り除くHDLがあります。前者がいわゆる悪玉コレステロール、後者が善玉コレステロールと呼ばれているものです。HDLコレステロールが多いと動脈硬化を予防するため、総コレステロールがやや高めでも、HDLコレステロールの占める割合が大きければ動脈硬化を起こしにくいといえます。異常値のときは、動脈硬化・糖尿病・高脂血症などの疾患が疑われます。
T-Cho−HDL-C
●HDL-C
(4.5以下)
HDL-比 動脈硬化の判定指数です。異常のときは、狭心症・心筋梗塞などの心臓病の他に、脳梗塞や下肢の動脈硬化になる可能性が増えます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
肝機能検査

すい機能検査
●グルタミン酸
  オキザロ酢酸
  トランスアミナーゼ
  (8〜40IU/l)
GOT GOT・GPTは細胞内にあってタンパク質からアミノ酸をつくる際に働く酵素で、細胞は常に壊れていくために、健康な人の血液中にも常に一定量出ています。GOTは肝臓や心筋に多く存在するため、これたの組織に障害が起こると血液中に増えてきます。
●グルタミン酸
  ピルビン酸
  トランスアミナーゼ
  (5〜35IU/l)
GPT GPTは肝臓に多く、値が高いと特に肝臓の病気が疑われます。一般に、肝硬変やアルコール性肝炎ではGOTが、肝炎や脂肪肝では、GPTが高くなります。異常値のときは、急性肝炎・慢性肝炎・アルコール性肝炎・脂肪肝・肝硬変・肝がん・劇症肝炎・心筋梗塞などの疾患が疑われます。
●ガンマグルタミルトランスペプチターゼ
(0〜70IU/l)
γ-GPT GOT・GPTと同じくタンパク質を分解する酵素の一つで腎臓・肝臓・すい臓などに多く存在します。肝臓や胆道に異常があると高い値が出やすく、特にアルコールに敏感で、飲酒を常習としている人は高めの値が出ます。異常値のときは、アルコール性肝障害・閉塞性黄疸・肝硬変・肝炎・すい炎などの疾患が疑われます。
●チモール混濁試験
(0.0〜5.0U)
●硫酸亜鉛混濁試験
(2.0〜12.0U)
TTT
ZTT
TTT・ZTTは、血清膠質反応の代表的な検査法で血清タンパク成分の質的・量的な異常をみる検査です。異常値のときは、急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・慢性感染症・膠原病、骨髄腫などの疾患が疑われます。
●アルカリフォスファターゼ
(80〜260IU/l)
ALP ALPは体内のあらゆる臓器に存在するリン酸酵素で、肝臓の他にも、主に小腸や骨、骨盤でも生産され、肝臓から胆汁中に排泄されます。そのため肝臓や、胆汁の流出経路に異常が起こると血液中に多量にあふれ出て高い値になります。異常値のときは、急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・肝がん・肝うっ血・胆石・骨軟化症・骨腫瘍・甲状腺亢進症などの疾患が疑われます。
●コリンエステラーゼ ChE 血清ChE(コリンエステラーゼ)は、肝臓で合成され、血液中に放出される酵素で、主に肝臓の機能をみる検査として用いています。異常値のときは、びまん性肝疾患・悪性腫瘍・重症感染症・有機リン中毒・内分泌疾患・ネフローゼ症候群・糖尿病などの疾患が疑われます。
●総ビリルビン
(0.2〜1.2r/dl)
T−Bil ビリルビンは赤血球の中のヘモグロビン(血色素)からつくられる色素で、これが血液中に増加すると黄疸を起こします。赤血球は寿命を終えると壊れて、まず関接ビリルビンになります。さらに肝臓で酵素の働きによって直接ビリルビンとなり、胆汁の中に排泄されます。この二つのビリルビンを合わせたものが総ビリルビンで、肝臓内が閉塞したり、胆道が閉塞したり胆汁がうまく排泄されないと、血液中にビリルビンが逆流して増加します。異常値のときは、体質性黄疸・急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変・溶血性貧血・敗血症・甲状腺機能低下症などの疾患が疑われます。
●乳酸素脱水素酵素
(200〜412IU/l)
LDH LDHは、体の中で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素の一つで、肝臓・腎臓、心筋・骨格筋・赤血球などに多く含まれています。そのため、これらの臓器に異常が起きると、細胞からLDHが流れ出し、血液中に増加します。値が高いときはアイソザイム(同位酵素)を調べます。LDHには5つのアイソザイムがあり、どのアイソザイムが増えているかを調べれば、障害のある臓器を知ることができます。採血時に溶血すると高値になります。異常値のときは、急性肝炎・肝がん・胃がん・大腸がん・すい臓がん・胆がん・心筋梗塞・悪性貧血・白血病などの疾患が疑われます。
●血清総蛋白
(6.5〜8.3g/dl)
TP 血液中にはおよそ100種類ほどのタンパクが含まれいますが、血清総タンパクとはそれらの総称です。これらのタンパクの大部分は肝臓で合成されるため、肝疾患や低栄養状態では値が低下し、肝炎などの慢性炎症では増加します。異常値のときは、肝硬変・急性肝炎・慢性肝炎・悪性腫瘍・貧血・白血病などの疾患が疑われます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
電解質検査 ●カルシウム
(8.5〜10.5r/dl)
Ca 細胞機能、心臓、神経、筋肉の機能に重要な役割を果たすもので、その血中濃度は副甲状腺ホルモン、カルシトニン、活性型ビタミンDにより一定に保たれています。これらのホルモンの異常をチェックする検査です。異常値(高値)のときは、副甲状腺機能亢進症・悪性腫瘍・ビタミンD中毒などの疾患が疑われます。異常値(低値)のときは、副甲状腺機能低下症・慢性腎不全などの疾患が疑われます。
●無機リン
(2.5〜4.5r/dl)
P 血清中の無機リンの濃度は生理作用とは無関係ですが、血清中のカルシウムとともに測定して、内分泌、骨代謝の異常をチェックする検査です。異常値(高値)のときは、腎不全・副甲状腺機能亢進症・悪性腫瘍の骨移転・ビタミンD過剰症が疑われます。異常値(低値)のときは、腎不全・副甲状腺機能低下症・ビタミンD欠乏症・悪性腫瘍などの疾患が疑われます。
歯科検査 ●歯科検査
 歯周病検査
 歯石検査
 虫歯検査
  歯の健康は見落としがちですが、健康で豊かな生活には欠かせないものです。また、高齢や全身の健康状態と口腔の健康は密接な関係があることがわかっています。成人の歯は28〜32本ありますが、歯は大切に扱えば一生使えるもの、60歳で自分の歯を24本以上・80歳で自分の歯を20本以上残すことを目標にしましょう。
※ 物をかむ行為は、食物を細かく砕き、消化吸収を助けるだけでなく、アゴの発育や首・背中・腰などの体全体の様々なトラブル予防、さらに、脳の活性化にも一役かっています
骨密度測定 ●骨密度測定検査   閉経後の女性や高齢者では、骨の密度が少なくなり、骨折しやすくなります。脚を骨折した場合など、そんまま寝たきりになる可能性もあります。
この検査で骨密度の状態を知り、食生活の改善及運動をし、骨粗しょう症の予防、治療に役立てることができます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
婦人科検査 ●子宮頸(けい)部細胞診検査
  子宮がんは、子宮頸部に発生する子宮頸がんと、子宮体部に発生する子宮体がんの2種類に分けられます。これらはまったく別のがんとして扱われています。発生率は子宮頸がんのほうが高く、子宮がん全体の80〜90%を占めています。子宮頸部の細胞を採取しがん細胞の有無を調べます。細胞診の判定は異型の程度によって1〜5に分類されます。
●乳房検査
【触診・超音波検査・         X線検査】
  乳がんは、ほかのがんい比べて自分で異常に気づきやすいので、発見しやすいがんです。乳がんの90%以上が自分で「しこり」に気づいて受診しています。それだけに、セルフチェック(自己検診)は重要です。

【乳房超音波検査】
超音波を乳房にあて、組織からの反射の程度を画像化したもので、腫瘍などの病的組織はそれぞれの特徴的な像となります。良性、悪性の識別を求める検査です。

【乳房X線検査(マンモグラフィー)】
乳房の微細な変化を形態的変化として捉えることができ、触知不能の乳がんの発見率の向上に役立ちます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
呼吸器系検査 ●胸部X線検査   胸部のX線写真を正面(側面)から撮影し、肺腫瘍・肺結核・気管支炎・肺気腫など肺疾患の診断をします。
●喀痰 (かくたん)検査   痰(たん)の中の細胞を顕微鏡で調べ、悪性細胞の有無をチェックします。肺門部の肺ガンのスクリーニングに有用です。
●肺機能検査
  肺活量
  肺の働き(換気障害の有無)を調べる検査です。
呼吸機能の重要な指標の一つで、最大吸気後、最大限呼出できる空気の量の検査です。
  予測肺活量   肺活量は人によって差異があります。計算式(予測式)に性別、年齢、身長をあてはめ標準の値を算出します。
 比努力性肺活量
  (80以上)
  標準の値(年齢・性別・身長に基づく予測肺活量)に比べて、どれだけの肺活量があるのかの比率です。80%未満の場合、拘束性障害と診断されます。
  努力性肺活量   おもいきり息を吸った後に、一気にはき出した時の呼気量です。
  一秒率   おもいきり息を吸い込んだ状態から、できるだけの力で空気をはき出したときに最初の一秒間にはき出した呼気量です。
  一秒率
  (70以上)
  V25/Ht
  一秒量を努力性肺活量で除したもので、70%未満の場合、閉塞性障害と診断されます。
換気障害の程度が推測でき、一秒率では見出せない軽度の閉塞性障害を見出すことができます。
消化器系検査   腹部超音波検査 ●胃部X線検査
(上部消化管X線検査)
  食道から、胃・十二指腸までを造影剤(バリウム)によるX線撮影により、形態・通過状態・粘膜の荒れやただれ・潰瘍・がん・ポリープの有無などを判断します。この検査で、異常がみられた場合、内視鏡検査でさらに詳しく調べる必要があります。
●ペプシノゲン検査   萎縮性胃炎、胃ポリープ、胃腺腫、胃がんなどの、胃粘膜に萎縮を伴う疾患を見つけるための指標を求める検査です。

■ペプシノゲン(PG)の判定基準
PGT71.0以上またはT/U比3.1以上   正常範囲
PGT70.0以下かつT/U比3.0以下     弱陽性
PGT50.0以上かつT/U比3.0以下      陽性
●便潜血反応検査
定性(−)・定量(0〜99r/dl)
  消化器の出血を発見するのに、欠かせない検査です。便に含まれるわずかな出血を検出します。異常値のときは、食道や消化管の潰瘍・ポリープ・がん・血液の病気・痔などの疾患が疑われます。
●腹部超音波検査   超音波という高い周波数の音波を利用して、その反射から肝臓・胆のう・腎臓などの所見を調べます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
血液脂質検査 ●β−リポ蛋白
(200〜650r/dl)
β−Lip コレステロールや中性脂肪などの脂質は、水に溶けにくいため、血液中では血清タンパクと結合して、リポタンパクとして存在しています。リボタンパクにはα、Pre−β、βの3種類があります。最も多いのがβ−リポタンパクで、その多くは動脈硬化を促進するLDLコレステロールとなっています。したがって、β−リポタンパク値が高くなるとコレステロール値も高くなるため、β−リポタンパクの増加は生活習慣病の危険信号とされています。
血液一般検査 ●白血球数
(40〜90×100個/mm3
WBC 白血球は体内に侵入した細菌や異物をとり込み、食べて分解する作用を持っています。これを食作用といいます。そのため、細菌感染をして炎症を起こすと骨髄造血幹細胞で盛んに白血球がつくられ、血液中の白血球が増えます。また、白血病などのがんで骨髄が異常増殖を起こした場合もふえます。異常値のときは、虫垂炎・扁桃炎・胆のう炎・腎不全・膀胱炎・白血病・再生不良性貧血などの疾患が疑われます。※ 個人差が大きく、健康な人でも激しい運動の直後や、ヘビースモーカー、薬剤等によっても増加することがあります。
●赤血球数
(男性420万〜570万個/mm3
(女性380万〜500万個/mm3
RBC 赤血球が減ると酸素の運動能力が低下して貧血を起こし、逆にふえると血液が濃くなって流れにくくなり、血管が詰まりやすくなります。低値の場合は、貧血。高値の場合は多血症の疾患が疑われます。
●ヘモグロビン
【血色素量】
(男性13.5〜17.5g/dl)
(女性11.5〜15.0g/dl)
Hb ヘモグロビンは赤血球に含まれている血色素で、体内に酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。ヘムという鉄分と、グロビンというタンパクが結びついたものです。分と、グロビンというタンパクが結びついたものです。とヘモグロビンの合成が低下します。また、血液中にどのくらいの割合の赤血球があるかをあらわしたものがヘマトクリットです。貧血の程度を見るのに用いられます。赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリットは密接に関係して増えたり減ったりしていますから、これらをあわせて貧血の程度や種類を判断します。
●ヘマトクリット  
【赤血球容積率】
(男性40.0〜52.0%)
(女性34.0〜45.0%)
Ht
●血清鉄
(男性50〜200μg/dl)
(女性40〜170μg/dl)
Fe 血液中に含まれる鉄分のことです。鉄分は血色素の重要成分で貧血と密接な関係があります。
●血小板数
(13万〜37万個/mm3
PLT 出血したときに血を止める働きをしているのが血小板です。血小板が少なすぎても、また多すぎても出血しやすなります。異常値のときは、血小板減少性紫斑病・白血病・再生不良性貧血・肝硬変などの疾患が疑われます。
●平均赤血球容積値
(82〜101fl)
MCV ヘマトクリットと赤血球値で調べます。赤血球1個あたりの容積で、値が高いときは悪性貧血・肝機能障害・葉酸欠乏性貧血など。低いときは鉄欠乏性貧血・慢性出血性貧血が疑われます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
肝機能検査

すい機能検査
●アルブミン
(3.7〜5.2g/dl)
Alb 血清タンパクの一種で、タンパク合成の低下、タンパクの血液から体内貯留液への移行、尿や糞便への漏出があると低い値となります。異常値のときは、肝硬変・ネフローゼ症候群・タンパク喪失性胃腸症・悪性腫瘍・栄養不良・急性炎症性疾患などの疾患が疑われます。
●アルブミン・グロブリン比 A/G 血清中のタンパクの主なものはアルブミンとグロブリンで、健康な人の場合、その割合は67%と33%です。血清総タンパクによっても肝臓の異常がわかりますが、このA/G比をはかれば、さらに的確な診断がつきます。異常値のときは、肝臓障害・ネフローゼ症候群・多発性骨随腫・悪性腫瘍・栄養不良などの疾患が疑われます。
●ロイシンアミノペプチターゼ
(35〜75IU/I)
LAP LAPとは、ロイシン(必須アミノ酸の一種で、ほとんどのタンパク質に含まれる白い板状の結晶で水に溶けにくい)などのタンパク質を分解する酵素で、腎臓、膵臓、腸管、脳、すい臓、子宮、睾丸などの組織に含まれています。LAPは胆道から排泄されるので、正常な人は胆汁中に多いのですが、胆汁うっ帯がおこると、血液中に増えます。したがって、LAP値は肝臓や胆道の疾患を診断する手がかりとなります。異常値のときは、肝炎・肝硬変・肝がん・閉塞性黄疸・急性すい炎などの疾患が疑われます。
●HBs抗原(−) HBs-Ag ウイルス性肝炎を引き起こすウイルスは、A・B・C・D・Eの5種類あり、B型肝炎ウイルスの有無を判断するのがHBs抗原検査です。B型肝炎に対する抵抗力(抗体)がない場合は慢性肝炎・肝硬変・肝臓がんなどへ移行する可能性もあります。検査では陽性だが発病していない人(B型肝炎ウイルスのキャリア)は300万人いるとされています。症状としては倦怠感、食欲不振、発熱、黄疸などが現れ、風邪の症状と似ているため見すごすことも多いとされています。
●尿ウロビリノーゲン(±)   ウロビリノーゲンとは、胆汁に含まれるビリルビンという色素が腸内細菌によって分解されてできる物質で、大部分は便とともに排泄されますが、一部は腸から吸収されて肝臓に戻り、再び胆汁中に排泄されるか、さらに腎臓に入って、尿とともに排泄されるコースをたどります。肝臓や胆道に異常があると、腸から吸収されたウロビリノーゲンは胆汁へ排泄されず、尿への排泄が増えてきます。異常値のときは、肝臓病・溶血性黄疸・胆道閉塞などの疾患が疑われます。
●尿ビリルビン(−)   肝細胞が障害されたり胆汁の流れに障害があるときは、ビリルビンが尿中に現れます。異常値のときは、肝内胆汁うっ滞・閉塞性黄疸・急性肝炎・劇症肝炎・肝硬変などの疾患が疑われます。
●HCV抗体(−) HCV-Ab 肝炎の中で恐いのがC型肝炎です。放置しておくと、感染者の7〜8割は10数年後に慢性肝炎となり、肝硬変・肝臓がんへと進展することが多いとされています。今、日本ではC型肝炎ウイルスのキャリア(検査結果が陽性であるが症状が出ていない)は200万人前後いると推定されています。キャリアが肝炎・肝硬変・肝臓がんにかかる率は高いものの、全員が肝臓がんになるわけではありません。仮に陽性であっても神経質にならず、注意を怠ることなく、病院・専門施設できちんとした対応をし続ける必要があります。
●血清アミラーゼ
(酵素法44〜127IU/I)
Amy すい液中の消化酵素です。すい臓に異常がある場合、血液・尿中に血清アミラーゼが上昇します。肥満や薬、飲酒によっても変動します。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
腎機能検査   尿酸検査 ●尿PH
(5.0〜8.0)
  尿は通常弱酸性で、飲食の影響を受けますが、正常(基準値)ならPH5.0〜8.0です。異常値のときは、尿路感染症の可能性があります。
●尿蛋白(−)
定性(−)
半定量(10r/dl以下)
  尿中の蛋白(タンパク)を検査して、病的な腎臓疾患の有無を検査します。異常値のときは腎性疾患が疑われます。
●尿潜血反応(−)   尿の通り道である腎臓や尿管・膀胱などに異常があると、尿の中に赤血球が混じって出ることがあります。これを尿潜血といいます。異常値のときは腎炎・泌尿器系腫瘍・尿路結石・尿路感染症・溶血性疾患などが疑われます。
●尿素窒素
(8〜20r/dl)
BUN タンパク質がエネルギーに変わるときに出る老廃物です。腎臓から尿に排泄されますが、腎機能が低下すると、血液中の尿素窒素が増えて値が上がります。異常値のときは腎不全・尿路閉塞・糖尿病などの疾患が疑われます。
●クレアチニン
(0.2〜1.0r/dl)
CRE クレアチニンは尿素窒素と同じく、体内でエネルギーとして使われたタンパクの老廃物です。腎機能が落ちると血液中の値が上がり、高ければ高いほど腎臓も障害が大きいということになります。男性よりも女性のほうが低く、また年齢とともに値が下がってきます。異常値のときは、急性腎不全・慢性腎不全・尿路閉塞・尿毒症・腎盂腎炎などの疾患が疑われます。
●尿酸
(男性3.5〜7.5r/dl)
(女性2.5〜6.0r/dl)
UA 痛風の原因としてよく知られている尿酸は、新陳代謝によって死んだ細胞の中にあった核酸という物質の燃えカスです。はげしい運動をしたりストレスを受けたときや、それに肉・卵・レバーなどに多く含まれるプリン体という物質をとりすぎたときも尿酸値が高くなります。高尿酸値がつづくと、足の親指のつけ根や、ひざの関節に尿酸塩という結晶がたまって、激痛を伴う痛風発作を起こします。異常値のときは、痛風・腎機能障害・グルタミン代謝異常症・悪性高血圧・前立腺肥大などの疾患が疑われます。
●尿沈渣
赤血球1個以内/1視野
白血球2個以内/1視野
  尿を遠心分離器にかけて、底に沈澱した固形物(沈 渣)を顕微鏡で観察して、どの成分が増えているかをみることによって、腎臓や尿路だけでなく、全身のさまざまな病気を診断する手がかりとなります。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
血液一般検査 ●平均赤血球色素量
(27.0〜35.0pg)
MCH ヘマトクリットとヘモグロビンで判断する方法です。一定量の赤血球に含まれるヘモグロビンの量で、値が高いときは悪性貧血、低いときは鉄欠乏性貧血が疑われます。
●平均赤血球
  血色素濃度
(31.0〜36.0%)
MCHC
眼科系検査 ●視力検査   裸眼または矯正の視力を測定します。
●眼圧検査
(10〜21)
  眼球は常に一定の球状を保って、機能を果たしていますが、この球状を維持するのが眼圧です。眼内液の生産量と流失量が、一定の平衡関係にあるとき、眼圧は正常に保たれます。眼圧を測定し、緑内障等の疾患の発見をします。「正常眼圧緑内障(眼圧が正常でも緑内障)は発見できません。」
●眼底検査    全身の血管の中で唯一血管を直視できるのが眼底です。目の疾患ばかりでなく、眼底の細かい血管の状態を見て動脈硬化や高血圧による変化をみます。

◆VDT症候群を未然に防ぎましょう。
 IT(情報技術)化が急速に進むなか、「目が疲れる」「肩がこる」などの不調に悩まされる人が増えています。このような症状を放っておくと次第に重傷化し、生活習慣病などの引き金になることがあります。VDT(Visual Display Terminais)は上手に使いこなして、不快な症状を未然に防ぎましょう。

※アドバイス
  1.部屋全体を明るくし、されにスタンドで手元を照らす。
  2.椅子には深く腰かけ、靴の裏全体が床につく高さに調節する
  3.画面は目線より下になるようにする
  4.目と画面との間は40p以上離す
  5.ときどき遠くを見て、目の調節機能の緊張をほぐす
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
糖尿病検査 ●尿糖
  定性(−)
  半定量(30r/dl以下)
  血液中には常に一定のブドウ糖が含まれており、これを血糖といいます。血糖はすい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで分解されてエネルギーに変わり、残りは水と二酸化炭素となって排泄されます。ところが、血糖値が一定の値を超えると、それを下げようとして腎臓が尿中にブドウ糖を排泄し始めます。尿糖とは尿の中に認められるブドウ糖ことで、これが陽性に出ると糖尿病の疑いが強いということになります。異常値のときは糖尿病・腎性糖尿などの疾患が疑われます。
●ケトン体(−)   糖の供給が不十分なときや、組織で糖の消費に障害がおこったときに、肝臓でさかんにつくられるアセトン体の総称です。尿中に排泄され、甘酸っぱいにおいがします。異常値のときは、重症糖尿病・糖質飢餓など疾患が疑われます。
●フルクトサミン
(215〜295μmol/l以下)
  血液中の糖と蛋白が結合してできるものがフルクトサミン(糖蛋白)です。血糖の濃度に比例し、過去約2週間の血糖の平均値を反映しているといわれています。糖尿病の血糖コントロールの指標として利用されています。
●血糖
(空腹時70〜110r/dl)
BS 血液中のブドウ糖のことです。このブドウ糖は燃えて生命活動を維持するエネルギー源となるため、体内では常に生産と消費のバランスがとられ、血糖値はほぼ一定に保たれています。一定の値を超えると、すい臓からインスリンというホルモンが出て血糖を下げるように作用しますが、糖尿病になると、このインスリンが不足するため血糖値が上がります。空腹時の値を測定します。異常値のときは、糖尿病・インスリノーマ(膵島腺腫)などの疾患が疑われます。
●グリコヘモグロビンA1C
(4.3〜5.8%)
HbA1C 赤血球の中にあって酸素を運ぶヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンで、糖尿病がきちんとコントロールされているかどうかを判断する検査(検査の前1〜2ヶ月間の平均血糖値を推測)です。異常値のときは、糖尿病・腎不全・溶血性貧血・インスリノーマ(膵島腺腫)などの疾患が疑われます。
血清学的検査 ●C反応性蛋白試験
(0〜0.5r/dl)
CRP CRPは炎症が起きたとき、血液中に増加し、組織や細胞の炎症を早く鋭敏に知らせます。また炎症の度合いを定量的に知ることができます。ただし、なんらかの炎症があれば陽性となるので、それだけで疾患を特定されません。異常値のときは、感染症・炎症性疾患・心筋梗塞・悪性腫瘍などの疾患が疑われます。
●リウマチ因子定量
(0〜35IU/ml)
RF 慢性リウマチの診断を目的とする検査です。
●抗ストレプリジン−O抗価
(0〜165IU/ml)
ASO (ASLO) ASOは、溶血性連鎖球菌(溶連菌)の菌対外毒素であるストレプトジン−Oの抗体を測定するもので、最近、溶連菌の感染があったかどうかを調べる検査です。異常値のときは、リウマチ熱・急性糸球腎炎・しょうこう熱・溶連菌による肺炎・皮膚化膿症・扁桃腺炎などの疾患が疑われます。
●梅毒反応(−) RPR TPHA 梅毒感染の有無をチェックする検査です。
聴力検査 ●1000Hz・4000Hz オージオメーターを用いて聴力を測定します。決められたレベルの音が聞こえなかった場合は、専門医に相談し、原因を調べることが大切です。高音域の聴力(4000Hz)は年齢とともに低下しやすく、この検査で早期に発見できます。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
診察 ●診察   ◇問診  ◇既往歴  ◇自覚症状 ◇他覚症状 ◇その他
 診察の番号に対応する記述が下記表の通りになっております。
診察/他覚症状 1.特記なし       6.眼瞼浮腫       11.不整脈           16.爪・皮膚異常
2.顔面蒼白       7.甲状腺腫大      12.リバーパーム       17.肝腫大
3.顔面浮腫       8.くも状血管腫     13.リンパ節腫張       18.腹部腫瘤
4.結膜蒼白       9.呼吸音異常      14.関節異常・運動異常   19.神経障害
5.結膜黄染      10.心音異常       15.手足浮腫          
 既往歴の番号に対応する記述が下記表の通りになっております。
既往歴
1.特になし       8.白内障       15.関節リウマチ    22.貧血
2.高血圧        9.肺結核       16.肝臓病       23.手術
3.脳卒中       10.肋膜炎       17.腎臓病       24.食物・薬による
アレルギー
4.心筋梗塞      11.がん         18.胆石症       25.高脂血症
5.狭心症       12.胃潰瘍       19.腎結石       26.高尿酸血症・痛風
6.その他の心臓病 13.十二指腸潰瘍   20.糖尿病             
7.緑内障       14.ぜんそく      21.中耳炎
 自覚症状の番号に対応する記述が下記表の通りになっております。
自覚症状
1.特になし                          17.関節の痛みがある
2.何となく疲れやすい                   18.最近、食欲がない
3.頭痛がする                        19.胃の痛みがある
4.耳鳴りがする                        20.胃の具合が悪い
5.耳が聞こえにくい                     21.便に血が混じったり、黒い便がでる
6.目眩(めまい)がする                   22.下痢をよくする       
7.「咳(せき)」「痰(たん)」がでる             23.便秘がちである      
8.「血痰」がある「痰」に血が混じる            24.尿の回数が多い     
9.声がかすれる                       25.尿が気持ちよくでない     
11.体がしびれる                      26.のどが渇き、水分を多くとる       
12.血圧が高いと言われたことがある          27.最近やせた
13.血圧が低いと言われたことがある          28.くびの痛みがある
14.動悸(どうき)・息切れがする             29.腰痛、背部(背中)痛がある
15.脈がみだれる                      30.アキレス腱(けん)が痛む
16.胸が押さえつけられたりしめつけられる気がする 99.その他

検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
運動機能検査 ●握力(筋力)   握力は筋力の評価をします。筋力をいじすることで若々しい動作や行動力を保つことができます。握力計を使用し、左右片方ずつ握る力(s)を測定します。評価は両手の平均で行います。
●立位体前屈
   (柔軟性)
  立位体前屈は柔軟性の評価をします。体の柔らかさを保つことは、関節の稼働をスムーズにし、腰痛予防に役立ちます。測定台の上に立ち、からだを前屈します。ひざを曲げないようにし、足下のカーソル(p)を指先でどれだけ下に押し下げられるかを測定し評価します。
●閉眼片足立ち
    (平衡性)
  閉眼片足立ちは、平衡性の評価をします。平衡性の低下により転倒や落下などの思わぬ事故に発展することがあります。現状を把握し日常生活に役立てる必要があります。測定マットの上に片足で立ち、両目を閉じた状態でバランスをとり、持続時間(秒)を測定し評価します。
●全身反応時間
   (敏捷性)
  全身反応時間は、敏捷性の評価をします。体重の増加や加齢により反応が遅くなります。現状を把握し日常生活に役立てる必要があります。測定マットの上に立ち、正面の光刺激に対し素早く反応できる時間(m秒)を測定し評価します。
検査項目(基準値) 略号 目的(チェックできる異常など)
腫瘍マ|カ| ●α−フェトプロテイン
定性(−)
定量(10.0ng/ml以下)
AFP もともと妊娠早期の胎児にみられる血清タンパクの一種です。健康な成人の血液に含まれず、原発性肝がんの患者95%の血液に含まれるため、肝がんの腫瘍マーカーとして用いられています。AFPは肝炎や肝硬変でも測定値が上昇します。そのため、肝がんをはじめ、肝臓病の早期発見、診断、病状の経過観察などに役立っています。異常値のときは、原発性肝がん・肝炎・肝硬変などの疾患が疑われます。
●前立腺特異抗原
(3.6ng/ml以下)
PSA 前立腺は、膀胱の底部に接する栗の実大の器官です。その真ん中に尿道が通っているため、前立腺が肥大すると前立腺部尿道が圧迫されて、尿の通過障害が起きます。PSAは前立腺腫瘍マーカーの一つです。異常値(高値)のときは、前立腺がん・前立腺肥大症・急性前立腺炎の疾患が疑われます。
●がん胎児性抗原
(5.0ng/ml以下)
CEA がん(各種)があると、その血液濃度が上昇します。がんの補助診断に役立ちます。(喫煙者や高齢者は高値となる場合があります。がんがなくても高値の場合があり、逆にがんがあっても低値の場合もあります。)異常値(高値)のときは、大腸がん・すい臓がん・胆道がん・肝臓がん・消化管がんなどの疾患が疑われます。
●CA19−9
(37U/ml以下)
  主として、すい臓がんの補助診断に役立ちます。(がんがなくても高い値の場合があり、逆にがんがあっても低い値の場合もあります)異常値(高値)のときは、すい臓がん・胆道がん・消化管がんなどの疾患が疑われます。
●CA125
(35U/ml以下)
  卵巣がんや子宮内膜症において高値を示すことがあります。しかし、卵巣の悪性腫瘍ではほかにも多くの腫瘍マーカーがありますので、CA−125が正常の場合にも診察で卵巣腫瘍の疑いがあるときには専門医への受診が必要です。
●PIVKAU
(40mAU/ml未満)
  血中のPIVKA−Uの濃度を知ることにより肝細胞がんの存在を推測する事ができます。その他、肝硬変・慢性肝炎・肝外性閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ滞でも高値を示す場合があります。
特に原発性肝がんで特異性が高く診断、治療効果判定などに有効です。

  ◆腫瘍マーカー : 血液で悪性腫瘍を調べます。
    がんなどの悪性腫瘍が存在する場合に、血中に存在するいくつかの物質(蛋白ホルモンなど)
    が異常に高値を示すことがあります。これらを腫瘍マーカーをいい、がんの補助診断として利用
    類のうち、男性、女性それぞれ5種類について検査を行いされています。代表的な腫瘍マーカ
    ー6種ます。
血圧脈波検査 ●ABI
(1.0〜1.29)
  ABIは腕の血圧と足首の血圧の比です。ABI値が0.9以下の場合、下肢閉塞性動脈硬化症の疑いがあります。動脈硬化による下肢の血管の狭窄が進んでいることを表します。

※ABI 1.3以上
ABIは四肢の血圧を測定します。動脈壁にカルシウムは付着すると血管が硬くなり圧迫ができないため正しいデータが得られません(圧迫不能)。そのため測定値が1.3以上の場合は臨床的意義は薄く参考値となります。
●baPWV
(1400p/s未満)
  baPWVは腕から足首までの脈波の伝播速度です。この値が大きいほど血管壁が堅くなっていることを表します。baPWV値は年齢とともに増加します。

  ◆血圧脈波検査 : 動脈硬化を調べます。

    動脈の血管壁にコレステロールなどの脂質が沈着すると動脈硬化をもたらしたり、血管内の
    血流を妨げ血管内腔の狭窄をきたします。
    ABI値(足関節・上腕血圧比)は動脈狭窄の、baPWV値(脈波伝播速度)は動脈硬化の程度
    を推測するために用いられます。baPWV値(脈波速度)は一般的に加齢とともに上昇傾向が
    見られるようになります。
BNP検査 ●BNP
(18.4pg/ml以下)
  BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)は心臓の、主に心室から分泌される心臓に特異的なホルモンです。動脈硬化(高脂血症、糖尿病)、高血圧等の生活習慣病が素因となり、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、高血圧性心疾患等が心不全前駆病態となっており、心疾患の早期把握や予後の観察に有効で心臓機能を鋭敏に反映する検査です。
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